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老の山公園 花見

3月も終わりにさしかかり、
だんだんと暖かくなってきました。
そろそろお花見の季節です。
ホームページ内の周辺情報ページにも載せている通り、
当店より300mほど登った所にある老の山公園(おいのやまこうえん)
の桜も徐々に開花し始め、公園内にはすでに
夜桜を楽しむためにちょうちんが取り付けられていました。

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こちらはかなり大きな広場です。まだ誰もいませんでしたが、
4月に入るとたくさんの方が花見に足を運ぶのではないでしょうか。
こことは別に公園入口付近の展望台でも花見と宴会を楽しめます。

眺めもとても良く、関門や玄界灘を一望できます。
桜越しに見る夜景は贅沢ですね。

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それにしても夜の撮影はなかなかうまく撮れません。

巌流島ストリートビュー

下関の観光名所のひとつに巌流島があります。
宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った島で、島に渡るには
唐戸から出ている船に乗って行きます。

本日お昼時にご来店いただいたお客様も、
お帰りの際に『これから巌流島に行くんです』とおっしゃっていました。

最近はGoogleストリートビューがかなり進化しており、
私どものお店の前のような田舎の細い道もしっかり写真が撮られていて
驚きました。
いったいどのぐらいのエリアが撮影されているのだろうと、色んなところを見ていた時
『巌流島って撮られてんのかな?』
という疑問が出てきて確認してみました。

結果から言うと撮られていました。
撮られてはいるんですが・・・
島の一点から動くことはできません。
そもそも『道』がないのですからストリートビューにならないと言えばそうなのですが
それにしても一点撮りには驚きました。
もちろん360°撮影ですので、その一点から周囲を見渡す事ができ、
武蔵・小次郎の銅像やその向こうの関門橋も確認できます。

しかし地面を見た時に衝撃が。
撮影者さんの足が写っています。
しかも途中から消えてる。これは怖い。

巌流島ストリートビュー

通常のストリートビューは車からの撮影で、自車は写り込まないように
撮られているのですが、なにせ場所が巌流島。車では行けません。
結果として徒歩となり、道がないので一点から撮影という
普段とは違う条件が多くて、つい足が写ってしまったんでしょうか。
ちょっと笑ってしまいました。

当店自慢のひれ酒をご自宅で

たまやのひれ酒は、ご来店の際に是非飲んで頂きたい一品です。
しっかり日に干した後、こんがりと網焼きしたひれは
臭みがなく、ひれ本来の香ばしさそのままの味をお楽しみ頂けます。

この味を是非自宅でも味わいたい!
というお客様には、お持ち帰りやお土産として、ひれの販売をしております。
お酒はお好みのものでも構いませんし、たまやの味をそのまま
楽しみたい方には、当店で取り扱っているお酒もお持ち帰りいただけます。

お土産

干しひれ・・・・・・日干ししたひれ6枚1袋 100円
          ご自宅で、こげない程度にしっかり網焼きした後
          お酒に入れれば出来上がりです。

焼きひれ・・・・・・網焼きしたひれ6枚1パック 300円
          当店にて日干し、網焼きまでしているので、
          あとは沸かしたお酒に入れるだけで美味しくいただけます。

お酒・・・・・・・・万代生長 300ml 1本 432円
          当店のひれ酒で使用しているお酒です。
          奈良県の酒造から仕入れた辛口でキレのある清酒です。

ふぐの毒について

年間でもこの2月の時期はふぐがもっとも美味しい季節です。
しかしながら、最近少し気になる記事を見つけました。
アメリカのリーダーズ・ダイジェストという雑誌で紹介された内容で、
『美味しそうだけど勇気がいる食べ物・世界の珍料理トップ10』
の第1位に日本のふぐ料理が選ばれたとの事で・・・。

このランキング、2位以下にランクインしているのは
クモの天ぷらや、孵化直前のアヒルのゆで卵など、
結構すごい内容になっているのですが、なぜこれらを押さえて1位に
選ばれたのかと言うと、やはりふぐの『毒』がネックとなっているようです。
そこで、ここではふぐの毒について書いてみようかと思います。

ふぐの毒はテトロドトキシンと呼ばれるいわゆる猛毒で、
青酸カリの1000倍もの毒素を持つとも言われています。
そんな危ない魚を食べても大丈夫かと思うのが普通なのですが、
安全に食べられるのには理由があるのです。

まず、現在では食べられるふぐ食べられないふぐが明確にされています。
ふぐの種類は数十種類あるのですが、
食べられるふぐというのは、無毒という意味ではなく、
1個体の中で『可食部』と『不可食部』をあわせ持っているふぐの事です。

食べられるふぐの可食、不可食部位は大体次のような内容です。
・筋肉(身のことです)
・皮(ひれ含む)
・精巣(白子)
・卵巣(真子)

言うまでもなく『肝』と呼ばれる肝臓は猛毒です。

食べられるふぐにおいて共通するのは筋肉が食べられる事です。
皮は食べられるふぐと食べられないふぐがあります。
精巣も同様です。
卵巣においては、すべての種類のふぐで有毒です。
例えばこんな感じです。

 トラフグ・・・・・・筋肉○ 皮○ 精巣○ 卵巣×
 マフグ   ・・・・・・筋肉○ 皮× 精巣○ 卵巣×
 クサフグ・・・・・・筋肉○ 皮× 精巣× 卵巣×

○が付いている部位に関しては、毒がない事が確認されており、
業者や小売店はこの部分を調理・販売しているわけです。

一方の食べられないふぐというのは『可食部』が全くないふぐの事です。
つまり、上に書いた部位の全てに毒があり、
それ以外の部位も毒はなくとも食用に適さないふぐです。

このように、食べられる・食べられないの分類から始まり、
さらに食べられるふぐにおいては種類ごとに可食部・不可食部が
明らかにされているのです。

実はふぐの毒に関してはまだまだわからない事が多いのが事実です。
例えばふぐ自身が体内で内因的に毒を生成するのか、
それとも餌など外因的な理由で取り込まれるのか。
毒の量は同じ種類でも個体差があったり、季節によって変わったりと
ハッキリしない部分があります。

しかし、上にも書いたように、『種類ごとの食べられる部位』は明らかになっています。
その部位以外は決して食べないというのが最も安全な食べ方です。

たまに養殖のふぐは無毒などと耳にしますが、そんな事はありません。
ふぐの毒は外見からはわかりません。無色、無味、無臭のものです。
水洗いして落ちるものでもありませんし、加熱しても凍らせても無毒化しません。
紫外線にも強く、太陽光を1年間照射してもなくなりません。
そして何よりも免疫性が全くありません。
『何度か肝を食べたけど大丈夫だったから自分には免疫力がある』
などというのは勘違いで、たまたま無毒あるいは微毒のものだったに過ぎません。

天然、養殖に関係なく、肝を始めとする不可食部位に
毒を保有している可能性はあります。
だからその可能性がある部位は食べてはいけないし、
我々のような扱う側もお客様に提供してはいけません。

2012年10月に、東京都で身欠き(みがき)ふぐが解禁になりました。
身欠きふぐとは、ふぐ処理師免許を持つ人がさばいた
有毒部が除去されたふぐの事です。
解禁されたというのはすなわち、お店にふぐ処理師の免許を持つ人が居なくても
身欠きふぐを使って料理を提供してもよいという意味です。

当店でも身欠きふぐを取り扱っております。
そして、2名のふぐ処理師免許所有者のもと、お料理をご提供しております。
安全・安心なふぐ料理をぜひお楽しみ下さい。

関東地方の大雪

この週末は関東地方で大雪とのことで、
そちらから来られる予定のお客様で
いくつかキャンセルなどもあり
交通機関ストップの影響がこんな田舎にも出てくるわけです。

下関では積雪というのはほとんどなく、年間で1日か2日。
だいたい今ぐらいの時期に積もる事があります。

昔に比べ年々積雪が減っているように感じますが、つい先日
わずかながら積もったので写真を撮りました。

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まあ、この程度のうっすらとしたものです。

実は下関は災害の少ない地域で、雪の被害もそうですが
地震もほとんどありません。

そのぶん、今回のようなちょっとした雪でも騒ぎになります。